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大工は家のお医者さんです。能書き編

宜しければ、暇でしたら、読んでみてください。
(能書き・渋柿・お品書き)

大工・造作大工・内装大工・型枠大工。みんな大工です。

大工といっても色々です。唯一つ違うのは家を一軒建てろといわれて建てられるのは、なにもつかない「大工」だけです。

大工は何でも出来るわけではない。

家を建てるのは大工です。しかし大工だけで家は完成しません。
例え平地であっても測量屋さんが測量をしたり、整地をしているのは大工ではありません。
又皆さんが家に入ってすぐに目にする壁は壁紙であれば経師屋さんかクロス屋さん、塗り壁であれば左官屋さんが仕上げています。
では大工は家のどこを作るのでしょうか?
宮大工や、坪単価うん百万円もする家であれば、大工は全ての材料、特に柱や梁を吟味し墨付けをして刻みます。
しかし一般の住宅はプレカットと言って図面を出すだけで一棟分の柱や梁等が全てコンピューターによるカットを終えて運ばれてまるでキットのように組み立て屋根がのると建前です。

大工は何をしている

なかなか大工が出てきません。大工はなにをしているのでしょうか
実はお客様が大工に仕事を頼んだときからずっと現場に立ち会っているのです。大手建築会社や大手工務店であれば監督が現場に立ち会っています。
大工が監督も兼ねているのです。もちろん建前などの時は先頭に立って自ら施工し監督・指揮をします。

大工は指揮者です。

通常の一般的なオーケストラの場合、指揮者は全体を見ながら(聞きながら)指揮棒を振りすばらしい演奏を私達に聞かせてくれます。
一般的な監督は全体の指揮をとっても一緒には行動しません、指揮者は一緒に行動し、かつ指揮をとっているのです。
そこで家を建てるとき、大工は自分の作業はもちろんですが、他の職人さんの手配が主な仕事の一つになります。
たとえば電気工事を一つを取ってみても、壁紙を貼ったあとから電気屋さんを呼ぶわけには行きません。当然ほぼ躯体が出来上がり壁の下地を張る前に一度工事を行い、場合によっては壁紙を貼り終えてからする電気工事もありました。
代表的な工事だけでも、電気・ガス・水道。測量・土木・左官・経師・銅鋼等々、それらの人たちを束ねて家を作ります。

大工は無愛想か?

家を建てた方より、大工に声をかけたり、仕事を見ていると嫌な顔をされたという話を聞くことがあります。そうかもしれません。こんな私でも仕事中は真剣です。時には父(棟梁)と言い合いをしながら仕事をしているときもあります。そんな時はお客様も話しかけずらいと思います。
しかしながら大工が嫌々仕事をしているようなら「嫌ならやめれば」と一言、言ってやってください。
基本的には大工だけでなく職人と言われる人達は職人の世界しか知らないのですから。武士の商売ではあるまいし偉そにしている大工など要らないし、仕事がなくて廃業か、年齢の関係で引退すればいいのです。お客様に媚びて仕事をしろとも思わないが、最低限、挨拶をするとか声をかけられたら返事をするとか・・・です。(こんなことを書くのは情無いのですが)
自慢しますが「うち」は愛想もいいです。特に棟梁(父)。

仕事はどこまで?「掃除までに決まっているだろ!

先日、そろそろ施工は終了なので掃除をしているとお客様が「掃除はこちらでしますから」と何度もいわるので聞いてみました「今までの大工さんは掃除しなかったのですか?」「全然しないで帰っていった」と。
聞いたこともないのですが、契約で「掃除はしない」とあるなら、それも結構。しかしそんな契約は見たこともないし、聞いたこともありません。
施工が終わったらきれいに掃除をして帰るのが当たり前です。

大工でも外からはわからない。

最近の主な仕事は直しです。いわゆるリフォームです。
「フローリングの床がふかふかするといっても、フローリングの板自体が傷んでいる場合もあれば、その下地が痛んでいる場合。さらには根太・大引きが痛んでいる場合もあります。つまりは一部を壊して(剥がして)みないとわからないということがおおいです。

大工は家のお医者さん(主治医)です。

水道が詰まったなら水道屋さん。ガスが漏れたらガス屋さん。
では壁が抜けたら?ドアや引き戸が閉まりずらい、開きずらい。床鳴りがする便座を交換したい。網戸の網を張り替えたい。
お客様が専門の業者を直接知っているなら専門の業者にお願いすることが一番いいことだと思います。
しかし家は複雑で誰に頼めば直せるのかわからない事は全部、大工に聞いてください。
今まで書いてきたように大工は全部出来るわけではないですが、家の全部のことを知っていますし、どの業者に頼むかも知っています。
一家に主治医が一人いれば安心なように、家の主治医も必要です。


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