車庫の新築をしたお客様からの追加工事で、増築の依頼がありました。
10年ほど前に増築した部分にさらに増築です。一番古くからある部分は息子さんが新築の家を建てられます。
私達が増築をして内部を完成し生活が出来る状態の後たのち古い部分の解体をします。
さらに家は当然の事ながら繋がっておりますので分離をさせてから工事に入ります。
2005年3月20日。スタートです。といっても私はエコカラットの施工で現場には行けず材木の墨付けと刻みは棟梁にお願いしました。また4月1日からの一部解体もしてもらいました。
結局私が施工に入れたのは4月10日からでした。以下その模様です。
|
|
道路から見た家です。
奥の建物に増築をします。右手の建物は取り壊します。
|
|
ここで計画段階からの図をお見せします。そうでないと判りずらいです。
|
|
青い部分に増築をして夫婦二人で暮らします。すでにキッチンや風呂・トイレ・洗面等はありますが部屋は一つですの増築をします。
緑色の部分はほとんど壊し、新築の家が建ちます。(某ハウスメーカーです。)
|
|
赤い部分が増築部分です。
|
|
ピンク色(桃色)の部分が問題の部分です、ここだけは先に壊さないと工事が出来ません。しかも緑色と青色の家の中に水等が入ってもいけません。
周りに足場を立てたり基礎をする時の為50センチほど多く壊します。
|
|
上の図を左から見た図です。
はじめの計画では屋根はこのように「下屋」で出そうと思っておりました。またそれはお客様もそれでいいと言われていましたが「下屋」で出した場合増築部分の天井が低くなる。サッシの取り合いが難しくなる等々。
さらに隣には新築の家です。
|
|
そこで「大屋根」にすることにしました。
(図の縮尺は滅茶苦茶です。あしからず)
|
|
左の図面の赤い斜線部分が建て出し部分です。
基礎を打つ前にトイレの給排水管の工事も終わらせます。
|
|
上の写真を図にしました。
桃色(ピンク色)は窓です。
和室と廊下の間には何もありません。
また和室と寝室の間は一本引きの引き戸です。
寝室の中の青い部分はクローゼットです。開口部は123センチ、高さは220センチです。当然特注です。
|
|
上記のピンク色の部分を壊し増築部分の屋根はシートで覆いました。
|
|
片側の屋根を剥いで大屋根の骨格を作りました。
4寸勾配(横に10行って4上がる。タンジェント4です。)ですが基礎と天井までのが高いのでとても高くなります。この写真だと強調されています。
|
|
これは雨漏りです。シートの一部に穴が開いていて既存の和室に・・・。
当然後で張替えです。
シート交換後は何度か雨が降りましたが雨漏りはありません。
|
|
基礎のベース部分です土を掘って砂利を入れます。
|
|
砂利の上に基礎の鉄筋を配筋しています。
黄色の糸は基礎の中心線です。
|
|
ベースにコンクリートを入れました。1.25立米。
この後コンクリートがきちんと固まるまで2日程おきました。
|
|
ベースの上に基礎の型枠を組みます。幅は120mmです。
|
|
これは基礎の方枠にコンクリートを流し込みその後に上に流す「レベラー」と言うもので、上場を水平にします。
|
|
コンクリートを打ちレベラーを流し込んだところです。上に出ているのは「アンカーボルト」で土台を固定します。
|
|
布基礎の乾いたのでベタ基礎にするため土間の下地を作っています。
ビニールを敷き砂利を被せます。
また独立基礎(通称ピンコロ)もこのとき水平(レベル)と位置を決め設置します。(後で位置が間違っていたのに気づきましたが後の祭りでした。)
|
|
土間部分にコンクリートを流したところ。
足場の周りは木で囲いコンクリートが入らないようにしてあります。
|
|
土間のコンクリートが乾いたのち一気に土台を据え、柱を立て桁をのせ梁まで乗せました。
棟梁と二人ではこのくらいが限度です。
増築部分の中に見える既存の和室の外壁を壊すのは増築部分の外壁がほぼ出来上がってからです。
|
|
屋根の形(小屋組)が出来たので根太を通し屋根の下地板(野地板)を張りました。
|
|
屋根の下地板(野地板)のうえに「アスファルトルーフィング」を敷きます。
ここで豆知識。
このアスファルトルーフィングには種類があります。一巻きで21平米分ですが重さが違います。23キロと17キロのものがあります。当然23キロのもののほうがいいです。
使用したのは当然23キロです。
|
|
「アスファルトルーフィング」を敷いたらすぐに屋根を張りたいところですが材料待ちです。
その間に軒天や鼻をはったりします。
また間柱を入れたりサッシの取り付け枠を入れます。
|
|
さらに筋交い金物や柱留めを入れたり。
|
|
屋根の材料がきましたので張りました。棟梁と二人で2日間ほどで張り終わりです。
カラーベストといわれる通常のスレート瓦です。カットする道具は仕入先の金物屋さんからレンタルしました。
この写真からは見えない部分に貼れないところが残っています。
「カラーベスト」といえばクボタですが今はナショナルと一緒になってしまいました。クボタ時代からの変更点はカラーバリエーションが2色増えたことです。
|
|
外壁の下地板もドンドン貼ります。塗り壁ですので、アスファルトのようなものが塗ってある合板を張ります。商品名「ラスカット」です。
今のところ屋根も黒、壁も黒。さらに濃い緑の木々があるのでまるで「森の中の要塞」のようです。
|
|
上の写真との違い解りますか?
サッシが付きました。
足場に材木が立てかけてあるので余計わかりづらいです。
|
|
このサッシだけは電動のシャッター雨戸です。なぜかYKKAP専属の下請けの方が取り付けます。
はじめの話では専属の方が取り付け電気を通しスイッチを入れて動くかどうか確認まですると聞いていたのですが職人さんにいいてみるとスイッチ部分はカプラーになっていて差込も間違わないようになっているので後は電気やさんにやってもらってください。との事でした。
この電動シャッターはシャッターの一枚一枚の間に隙間を空けて風を通す事も出来ます。もちろん完全に閉めることも出来ます。
|
|
外周りが出来たので内部です。まずは床部分。大引きと根太を入れます。
束はプラスチック製のもを使用しました。
|
|
イヤー見難い写真ですみません。(○_○;)
右上の光はゴーストではなくガラスに映ったフラッシュです。(ガラスの外から撮影しました)
床も張り終えたところです。床の下地は15mm厚の耐水合板です。もちろん「F☆☆☆☆」です。
|
|
上とほぼ同じアングルで撮影しました。奥に見えるのがクローゼットになる部分です。周りの板も12mmの耐水合板です。
お客様の要望でクローゼットの内部は床だけはクッションフロアーを張りますが壁と天井はこの板がむき出しのままです。
床が貼り終わったら電気屋さんに来ていただき配線をしてもらいます。
この写真の正面サッシの上に分電板(?)を設置します。
|
|
廊下部分から見たトイレ部分です。トイレの天井だけは下げました。
さらにトイレの床を張っていないのはまだ水道屋さんが着ておらず給排水管の位置が決まらないためです。
トイレの天井を下げた理由は以下の図で説明します。
|
|
もう一度この図面を出します。見ていただいて解るのは和室の回りは全て部屋又は廊下・トイレである事。
以前はクーラーが付いており増築してもクーラーを付けたい。で問題になるのがそのクーラーの位置と配管です。
相談して和室の中のトイレ側にクーラーをつけ配管はトイレの天井の中を通す事にしました。
|
|
上記の説明文を図にしました。
もう一度この図面を出します。見ていただいて解るのは和室の回りは全て部屋又は廊下・トイレである事。
以前はクーラーが付いており増築してもクーラーを付けたい。で問題になるのがそのクーラーの位置と配管です。
相談して和室の中のトイレ側にクーラーをつけ配管はトイレの天井の中を通す事にしました。
|
|
さらに立体的に。
クーラーの配管はトイレの天井の中を通ります。しかしドレンパイプー水抜きパイプは通す事が出来ません。
そこで水抜きパイプはトイレと和室の間の壁の中を落として土間のコンクリートの中に落とすようにしました。
|
|
電気の配線も済んだので断熱材を壁と天井に入れます。
|
|
引き戸・開き戸・サッシ・クローゼットの枠を取り付けてからボードをドンドン張ります。
|
|
既存の和室の壁は塗り替えのため古い壁を落とします。
|
|
一度落としてから新しい壁を塗りました。
|
|
増築部分は壁紙を張る前に下地調整のためにパテを入れます。
|
|
壁紙を張り終わった状態。床の下地板にも一部パテが入っています。
|
|
わかりずらいですが床はフローリングの模様のクッションフロアーです。
|
|
反対側から写しました。
|
|
廊下とトイレ部分です。
廊下の壁紙は和室と続いておりますので和室の壁と同じような色柄にしました。
|
|
トイレ側から廊下と和室を写しました。
上記で書いたように廊下の壁紙と和室の壁は似ております。和室の壁の下のほうはまだ半乾きです。
|
|
便器・便座そしてドアの取り付け終了。
|
|
こちらの部屋にもドアが入りました。また配電盤の設置もしました。
|
|
内部では壁紙を貼ったりしている時に外では外壁を着々と進めます。
下地のモルタルをほぼ塗り終え、乾くのを待っているところです。
下地を塗った直後に雨が降ると塗ったばかりの下地が落ちてしまい大変なことになるそうです。
|
|
外壁を塗っているところです。
まだ母屋と分離はしていませんので一部は塗ることが出来ません。
6月4日(土)に母屋からこちらの増築部分に引越しをしました。
|
|
6月8日
母屋での生活が一切なくなったので水道と電気の分離工事をしました。
各メーターの移設も行う。
ついでで外に流しをつけました。
|
その後は息子さんが依頼したハウスメーカーで母屋の解体を終えてからの工事です。
予定では6月8日からがズルズル遅れて14日から解体をはじめ整地が終了したのは25日でした。
その間に手すりを付けたり障子の張替えをしたり他の現場で施工をしてました。
|
|
6月27・28日で母屋とくっついていた部分の屋根周りと壁の下地を仕上げ、すぐに左官屋さんに入ってもらい下地まで施工した状態です。
この後、左官屋さんが仕上げ、ペンキ屋さんには軒天・破風・鼻と内部のニスを塗ってもらい、私達が樋を付け片づけをして終了です。
|
|
お客さまの家を上から写しました。屋根に赤い線が入っております。この線から上の部分が新しく貼った屋根です。下の部分はペンキ屋さんに塗ってもらいました。
|
|
南側です。窓の右手には電気メーターがあります。
|
|
東側です。
|
|
南側です。
新しく塗った壁と古い部分がはっきりとわかるのですが、お客さまからここはこのままでいいと言われたので・・・
|
|
最後のショットです。
長い事お付き合いありがとうございます。
施工期間も4月から7月の上旬まで3ヶ月(途中3週間ほどは何も出来ませんでしたが)掛かりました。
さてさて息子さんが家を建てた後に外のスロープを。という依頼が既に入っております。
|